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やっぱり本が好き [VARIOUS DAYS]

 マンガも活字も好きだ。ただし、あまりかぶっては読まない。マンガを読みたい、と思うときは集中して読んで、小説が読みたいときはひたすら小説を読む。小説は基本的に推理小説かハードボイルドか。恋愛小説はあまり読まない。女性作家も少ない。だけどなぜか芥川賞の女性作家はわりと好きだったりする。理由はわからない。川上弘美は相当好きだと思う。吉本ばななも好きだ。意外な感じもするけど。

 実用書はほとんど読まない。勉強のために本を読む、という意識がまずない。本を読むことは楽しみでありたい。本を読んでそれが知識の糧になればそれでいい。勉強することは嫌いじゃないと思うのだけど、“勉強している自分”がたぶんまだあんまり好きじゃないんだろう。よくわからない感じだけど。


 自己啓発、って言葉が嫌いだ。
 何それ?って感じがする。

 指南本とか、成功したひとの『ボクの秘訣』みたいな本とか、Howto本みたいのも嫌いだ。あー、お料理のレシピ本は好きだけど。やりたいこと、好きなこと、やりたくないこと、嫌いなこと。自分に関わる大事なことは、どんな本にも載ってない。決めるのは自分だ、本の中のひとじゃない。







 それなのに。
 うっかりこんな本を買ってしまった。
 どーした自分!?



夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ

  • 作者: 水野敬也
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2007/08/11
  • メディア: 単行本


 さらに言えば、ベストセラーとか、今売れてる、とか、流行ってる、とかも苦手だ。
 平積みのマンガや小説は一応気にはするけど、だいたいにおいて新刊を本屋さんで定価で買うことがほとんどない。ブックオフに行けば、欲しい本は山ほど見つかる。そんなブックオフでさえ100円コーナーから離れることはない。続きモノで片方は100円棚にあって、もう片方は350円棚だったら次の機会を待つぐらい、ワケのわからないところでケチ根性をフルに発揮してしまう。

 そんな私がなぜ本屋さんで、ポップがついてるようなオススメ本を手に取り、購入までしてしまったのか―。不思議だ。いまもってよくわからないがたぶん、ゾウが大阪弁を話していたからだと思う。
 自己啓発本の類だとは、あまり思わずに買った。小説っぽい“教え”の本ではある。まあ、そういうのだって読む人の感じ方次第なのだから。フツーの小説でしょ、って思う人にはフツーの小説だ。

 ガネーシャ(夢をかなえるゾウです)の課題を、ひとつひとつやっていこう、ってまでは思わないのだけど、ふーん、とかへー、とかはちょっと思ったりした。ああ、やってみようかなあ、なんて思ったり。私の夢って何だろう、とか、どーしてもやりたかったのに、やれずにいることとかって何だろうとか、自分の得意なことって何、とかいろいろ考えたりした。
 そうしたら、自分が何となくぼんやり生きてるみたいな気になった。あれ? 私ってもっとこう壮大な野望があったりしなかったんだっけ?なんて。


 読んでみてよかったなあ、と思う。本屋さんてやっぱり楽しい。
 読みたい・欲しい、と思った本を、何のためらいもなく買えるひとになりたい。








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やっぱりここ [VARIOUS DAYS]

雨だけど
開催ないけど

どうしても来たかった場所。
満足。
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そして [VARIOUS DAYS]

今ここ。
特急から乗り換えるためだけだったはずなのに…。
懐かしくて思わず改札を出てしまった。

たぶん…15年は軽く経ってる。
いっぱい変わってたけど、住んでいたマンションは健在だった。
変わらないものもあった。

なんだかね
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ゴージャスランチ [VARIOUS DAYS]

 アップルパイ付き
 マンゴーサワークリームソース(プラス100円)
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今ここ [VARIOUS DAYS]

でも、写真微妙…
逆光だしー

ではまた
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ゴールデンウイークは読書三昧から抜け出す [VARIOUS DAYS]

 21時ちょい過ぎに改札を抜けて自転車置き場まで歩く。まだ明るいショッピングモールの屋根の下、未練がましくとぼとぼと歩く。ちょっと寄りたかったんだよなあ、と思いながら。
 ipodを結構な音量で聴きながら、とりとめのないことを考える。ただひたすら考える。仕事の段取りを考えることもあれば、企画書の内容をブツブツ考えていることもある。まあ、たいていはどっちでもいいことをぼんやりと考えている。ひとりで歩いたり、自転車に乗っているときの時間は、私にとってはプロット立ての時間でもある。面白いことを思いつくこともあるし、どーしよーもないことをダラダラと考えていることもあるし、あっちこっちに思考が飛んで使い物にならないこともある。っていうか、ほとんどがそうだ。ただの思いのカケラでしかない。言葉にできる形もなく、できたとしてもたいした量じゃなかったり、全然全く面白くなかったり。


 この間は、電車を降りた瞬間、活字が読みたいッ!!と衝動的に思い、数十メートル先の階段にたどり着く頃には、古本屋の書棚、片っ端から私に読ませてくれ、と思ったりした。よくわからない。手元にある本が少なくて、もったいなくて読み進められなかったりする最近。「ああ、貧乏」と、しんみり振り返ってみる。気が済むまで読ませてくれたらと、ウットリ思うワタクシなんざ、さっさと図書館に行っちまいな。

 なのだけど―

 図書館、嫌いじゃない。大学時代はよくお世話になった(遠い目)
 でも、自分の本じゃない、ということがどうやっても振り払えない。自分の本だからどうする、どうしない、ってことはない。特にない。好きなときに、好きな本を何度でも読むことができる、ということぐらいだ。たぶん、それぐらいだ。
 レンタルビデオ屋さんも苦手なのは、返しに行くのが面倒なのと値段感。高いと思ってしまう。だってきっと1週間借りても1回しか観ないから。ケーブルテレビ・ラヴなワタクシとしては、海外ドラマでHappyだ。

 古本には全く抵抗がなく、100円棚の前から離れない。その値段なら外れてもいいや、と思えるし、その思い切りが逆にアタリを呼ぶ。短いあらすじに目を通し、サッと手に取りカゴに入れる。アタリの作家さんをガッツリ探すこともある。欲しかった本が見つかるラッキーは、古本屋巡りの楽しみだ。



 読み途中なのに、ニシノユキヒコに浮気したのは、つまらなかったわけじゃない。

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恋愛に対する男女性差を考えてみた [VARIOUS DAYS]

 まあ、考えすぎですけど(笑)

 『ニシノユキヒコの恋と冒険』を読んでいる。まだ読み途中だ。読み途中のくせにこんななって書いたりするのってどうよ?と思うのだけど、いつものことだと思うしかない。っていうか思ってください、しかたなく(笑)
 小説に限らず(まあ、小説が一番強く発揮されると思うのだけど)、キャラ萌えするタイプで、ストーリーの面白さよりも登場人物に惹かれてガッツリのめり込むことが多い。今回の“ニシノユキヒコ”は、私の中では勝手に“マサムネさん”変換がなされている。ホントに勝手だ(呆)

 マサムネさんにして読むと、本気で腰にクる気がするけど、でもどこかこう…一歩引いて読んでいると思う。ヘロヘロになるほどニシノユキヒコという男を私は好きじゃない。身近にいたとして、小説の中に出てくる彼女たちのように、気がついたときにはニシノユキヒコのことを好きになっているかといえば、たぶんきっと間違いなく、私は好きにならないと思う。まあ、断言はできないけど(弱ッ)



 ニシノユキヒコは、わりといい男らしい。シュッとしてるタイプで、仕事もできるし、上司にも信頼され部下にも慕われている。女の子にもずっとモテて、申し分のない男だ。だからといって特にものすごいハンサムガイというわけではなく、モデル体型とかそういうわけでもないらしい。ニシノユキヒコの外見的特徴については別段記述はない。
 でも、いい男らしい。優しすぎるキスをしたり、しなやかな獣のように凶暴な動きを美しく押し殺して会議室で女の子を押し倒したりするらしい(笑)

 ああ、そんなマサムネさんて素敵vv とかワケわからん妄想の限りを尽くそうとしてみたけれど、ちょっとうまくいかなかったりした。ダメダメだ(何が?)



 ニシノユキヒコを好きになる女の子たちは、いつの日かニシノユキヒコのことを諦めて去っていく。彼のいろいろを諦めてしまう。諦めざるをえなくなる。嫌いで別れる女の子たちはいないようだ(まだ読み途中だからね)。ニシノユキヒコのことを好きなのだけど、もうそれ以上は絶対に好きにはなれない、と思って去っていく感じ。本当はずっとずっと好きでいたいし、もう一度彼に興味を持って、愛せたらいい、と思うのにそれを諦めて彼女たちは去っていく。
 ニシノユキヒコから別れることはない。彼はいつも女の子たちを心から愛することができず、女の子たちはそれをわかっていながらニシノユキヒコのそばにいて、いつか去っていく。

 彼女たちは彼女たちなりに精いっぱい彼を愛している。愛していた。

 女はそういう男を愛することができ、そして別れることができる。そんなふうに思った。




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