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キストゥヘヴン [MY SWEET HORSES]

 さあ、3歳クラシック第1弾・桜花賞。
 放蕩息子さん、大的中~ッ!!! すばらしいッ
 やっぱりクラシック、ここから当てると、かなりいい感じな1年になりそうな…。

桜花賞の予想です
3歳牝馬クラシック第1弾、桜花賞であります!!



印はこんな感じにしてみました。

◎キストゥへヴン

○フサイチパンドラ

▲テイエムプリキュア

△コイウタ、ダイワパッション、アドマイヤキッス

中心はフラワーCでビックリさせられたキストゥへヴン。

未勝利勝ったばかりでも、レース内容がとにかく破格だったからね。

速い流れになるであろうGIに、あの経験は生きるはず。




 競馬には、さまざまな楽しみ方があって、ひたすら“当てる”ことを楽しむ人もいれば、馬が好きで写真を多く撮っている人もいる。ジョッキーのファン、という人もいるし、POGというゲームも盛んに行われている。

 私の競馬歴はムダに長くって、ミスターシービーの3冠を覚えていて、もちろんシンボリルドルフも見ているし、彼らの対決は熱く見守りつつ、“なんで勝てないんだああああッ”(←ミスターシービーびいき)と当時は思っていたけれど、現在では未だ私の中での最強馬はシンボリルドルフだったりする。
 武豊騎手はデビューの頃から、とても好きで、スーパークリークは大好きだった。オグリキャップはライヴァルだった。彼のジャパンCでは、パドックのホーリックスにひと目惚れしてウットリし、ラストラン有馬記念では嬉しくて泣けた。

 なのに、しばらく遠ざかってしまう時期があり、ナリタブライアンの3冠をリアルタイムに見ていない(なんてもったいないッ)。“皐月賞、ダービー、菊花賞”のすべてを制することの意味を知った上で、初めて“3冠”を意識したのはアグネスタキオンだった。
 弥生賞。中山競馬場のゴンドラから彼の走りを生で見た。圧巻だった。当日の雨でぬかるんだ馬場。荒れの少ない外側をゴール目指して走る彼は、本当に美しかった。どんなにダービーを望んでいたか―。

 “皐月賞はネオユニヴァース”、と彼がきさらぎ賞を制したときに、早々と宣言。その通りになり、ダービーまで制して2冠馬になった。ライヴァルだったけれど、菊花賞に臨んだときは、すごくすごく緊張したし、とてもガッカリした。

 そんなだから、ディープインパクトのときは、はっきり言って卒倒寸前だった。
 彼の3冠レース当日は、勝っても負けても仕事にならないだろう、と思い、全部休みを取って自宅で観戦した。私が出かけたGIで、豊さんが勝ったことがなかった、というのも理由のひとつだったのだけど。
 相方に『ダービー、行ってきてくださいよ。絶対勝ちますから』と言われ、“初めての生ダービーで、豊さんが勝って、その子が無敗の2冠馬になるなんて、すごすぎる!!!”と、心はだいぶ揺れたけれど、すんでのところで我慢してしまった。

 というか、ひとりで競馬場で、どうなるかもうわからなかった、というのもあったのだけど。




 長い競馬歴のくせに、“POG”という言葉も知らずにいた。“ポグって何?”なアリサマ。競馬ブックを毎週買って、グリーンチャンネルで調教VTRを見て、登録馬の横にメモ。それを持参しての競馬場。パドックとスタンドを往復し、当たっても外れても、黙って見ている女子一人(だいぶヘン)。
 そんななのに、“ポグ”

 縁あって、競馬サイトの運営に関わることになり、そこで初めてPOG(ペーパーオーナーゲーム)を知る。それでも最初は、“ふ~ん”で終わり、“ポグ、って言わないんじゃん”と一人恥ずかしく思うだけだった。

 小さい予想をするようになって、基本的には調教時計とレース成績、わかりづらい場合は過去データからの消去法なども取り入れつつ、なんとなく血統も見始めた。
 インブリード、アウトブリードなんて言葉の意味や、その数字の意味することも、よくわからないなりに、父や母、その母や父などの名前と成績で、この子はいいかもしれない、なんてナマイキにも思うようになる。

 相方はPOG大好きで、仕事仲間でちんまく“我が子”を持つようになった。牡馬3頭、牝馬3頭、外国産馬1頭の計7頭を指名。かぶったら抽選。まぁ、かぶらないように事前にお互い探りを入れたり、“絶対行きます!”と公表したり。
 父、母、母の父。兄弟に活躍馬がいたり、セールでの評価を見たり。また馬主さんもチェックして、預託先厩舎を考える。



 厩舎
 競馬を見るにあたって、まず最初はやっぱり馬を見るだろう。その次が騎手。豊さんを見て、“ジョッキーが勝たすレースもある”と知った。それまでは、馬が走っていることにしか意識は向かなくて、シンボリルドルフの主戦が岡部さんだったことも、だいぶ後になってから知ったぐらい。
 そんなだから厩舎=調教師、は言うに及ばず。今でこそ馬の名前で厩舎をチャクチャク言えたりするし、お顔を見ればすぐ先生の名前も出てくるけれど。

 戸田厩舎
 関東限定POGというものがあり、仕事仲間と参加している。関西には好きな先生がたくさんいるのだけれど、関東は近いくせになじみが薄かった。人気厩舎は避けたかったし、やっぱり“どっから見つけてきたんだ、コノヤロー”と後から言われるような子を探したくて、若い先生に的を絞って研究。

 ワタクシ的注目が、戸田先生だった。

 気になって気になってしかたなくて、みんなにアピールしたのだけど、“ヨシ、それだ!”と言わしめるだけの説得力を持つことができなくて…(力不足)。所属予定の2歳馬から、いい子を探しきれなかったこともあったし。
 まさかその中に、未来の桜花賞馬が隠れていたなんて―(だいぶショック)

 小さい子なのに、すごい根性してる。戸田先生は結構なスパルタだと聞いたことがある。小さい体で、その厳しいケイコに耐えて、初めての長距離輸送も越えて力を出し切った。
 祖母ベガ(父の母)も桜花賞を制し、父アドマイヤベガは“初代・空を飛ぶ馬”、ダービーを制した。変則ではあるけれど、3代でGI制覇を飾り、直行する、というオークスでも期待がかかる。
 かえすがえす…父アドマイヤベガの急死が残念でたまらない。彼に捧ぐ“Kiss to Heaven”であっても、もっと長く彼を見ていたかったし、もっとたくさんのいい子たちに会わせてもらいたかった。
 
 フラワーCを勝っての桜花賞参戦となったキストゥヘヴン。そのフラワーC勝ち馬の桜花賞制覇は、ダンスインザムードが記憶に新しいけれど、2002年にはスマイルトゥモローが、そして昨年、鮮やかすぎる衝撃を残したシーザリオが、ともに同年のオークスを制していて、トライアルではないけれど、見逃せない出世レースとなってきた。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 


 

 長い間、毎日が競馬だった。ずーっとずーっと競馬だった。
 ディープインパクト、というより豊さんが3冠ジョッキーになったこと、それを全部、リアルタイムで間近で見ることができたこと(ナマではなかったにしても)、がひとつ、区切りになった気がして。
 離れがたい場所だったけれど、新しい世界に行ってみよう、と思った。

 重ねて、あまりにも昨年の子たちは、どの子も強烈だったから。牡馬はとにかくあの子がいて。ライヴァルたちも、カッコいい子が多かったし。牝馬はまれに見る激戦世代。ウットリするような輝きを持つ彼女たちにクラクラさせられた。
 忘れられない、ひとつひとつ。比べるものでは決してないのだけど…。

 『今年は小粒だなぁ』
 そう思ってしまった。年明け、3歳クラシック戦線が始まっても、イマイチ盛り上がれずにいた。友人の“我が子”ラッシュライフの頑張りには、胸を熱くしていたけれど―

 キストゥヘヴン
 彼女が私に、明るく輝く春を連れてきてくれた気がする
 “いい加減に、シャキッと目を覚ませ!!”
 そうだ、すぐに皐月賞だ。3冠の幕開け―見逃せない一戦

 今年も競馬を楽しもう!


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コメント 2

自分の予想ネタが上げられると照れますねぇ。
GI勝つべく血統の持ち主だし(長いキャリアならロンググレイスぐらい知ってるでしょう。あの馬のおかんスイーブの孫なのだ)、
相応の乗り役も確保できたし、勝ち負け可能と思ってたのですよ。
次はオークス。アドマイヤベガ産駒だから当然府中もOKでしょう。

競馬に関して語ればものすごく長くなるけど、
ここ数年で競馬感がだいぶ変わりましたね。
優勝劣敗の世界だから仕方ないかな!? そのあたりは敢えて触れないでおくけど、
自分なりに買い方や予想にもこだわりはありますね。

クリーク・・・懐かしいですね。数年前荻伏で見てきましたよ。
元気で何よりなんだが、種付け頭数がねぇ・・・
by (2006-04-10 23:49) 

柊なお

 放蕩息子さん、こんばんは~♪
 桜花賞、おめでとうございますッ!!! すばらしいですね★
 私は情けないことにPAT残高が冷え切って久しく(寒すぎ)。

 キストゥヘヴン、うっかりすっかりでした。ロンググレイスの近親だったのですねぇ。母の年齢を考えて、どうなのかな、と思ってしまったところもあったと思います(我が子探し時)。
 オークスもいいと思います! 輸送が短くなるし、小さい子だから、そのあたりの不安が減るのは大きいですよね(和子さんも心配されていたし)
 豊さんが“次こそは”と狙ってきてますからね~。最大のライヴァルですね。

 個人的には、馬券は買わず(正しくは買えず)にテイエムプリキュアに期待していたのですが、いやぁまあもう最初から追いっぱなしで、こりゃあダメかな、と。
 ラッシュライフも頑張ったのですけど…。

 フサイチパンドラは残念だったです。もう少しゆったり流れる感じの方がいいのかなぁ。オークス、出てきてほしいな。まだ見限りたくない何かが彼女にはある気がします。
 あとはアサヒライジング。善臣さん、よかったと思うんだけど…。できればコバジュンに戻してほしいなー.......無理ですよね(弱気)

 そんな善臣さん、11日マリン始球式ですね♪
 去年のカッチー登板時、見に行きました~。

 皐月賞、“我が子”キャプテンベガが登録しています。厳しいのは承知なのですが、やっぱり嬉しいです。アンカツさんだし。桜花賞制覇の勢いで、いいレースを!!
by 柊なお (2006-04-11 01:39) 

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