葛飾柴又散歩道 [VARIOUS DAYS]
気がついたら、結構おとなしくしていたらしく。自分では何気に忙しいつもりでいたけれど、まあ何が忙しいか、っていっても“何が”では全然なくて。時間ないがな、と思いつつ、すべては以前に死ぬほどハマッていた世界に、また両足入って腰まで来てるやん、という、ハッキリ言って“再びドップリ”なワケだ。
ネタがないからblogもちょっとね、と言い訳しながら、いやはや単に。“ハマッてただけ”
危険なのは、いったんハマるとかなり長期間いちゃうことなんだよなあ。ヒソカにコッソリ、両足膝ぐらいまで、ならチャプチャプして楽しいばかりで、まとめられたりもするんだけど。
現実から背を向けがちな時にハマりやすいんですよ。ワタクシ、実はコワイほどのドリーマー。『ああ、なんか哀しい現実、つまらない真実、トキメカない現在......私の夢はここにはないわ(飛翔)』。とか言ったりしてネ。はあ、いかん。さすがにマズい。戻らねばッ
なんだかんだ言ってるんですけど、これもまた人生。っちゅーか、ここからさらにステップアップできる、かもしれないと異常なほどの前向きっぷりを示す、このどあほうのオタク道マッシグラには、激しく呆れつつも、ガンバッテと自分で自分を励ましてみる。いやー、私って本当にバカなんですねえ(水野晴郎風でツブヤクように)
久しぶりに出かけてみた。
最近なぜか蕎麦が好きな誰かサンは、やたらに調べては、今度はこっちのお蕎麦屋さんに行ってみよう、ドコソコのお蕎麦が美味しいらしい、と情報を仕入れている。今回は亀有のお蕎麦屋さんに行きたいとのこと、亀有駅そばのアリオで待ち合わせる日曜日。
金曜日に早く寝ちゃえばいいものを、グズグズグズリで遅くなり、土曜日に何とか踏ん張って早く起きればいいものを、ズルズルズルリで遅くなり、結局土曜日の夜は寝られず、ユメウツツの日曜日朝。控えめな朝食を摂り、楓さんの散歩に行って、結構ギリギリで家を飛び出す。いやー、ハニーに乗るのも久しぶりだー。
ノンキに音楽選んでいるヒマもないぐらいなため、サクサクッと首都高速だ。この時間なら空いているはず。空飛ぶ道路・中環道を窓を開け放して走る。いい音楽とハニー。スゲー気持ちイイ。ちなみにこの時、ワタクシ、シャツ1枚とニットベストで窓全開(ただのバカ)。
つーかもう12月じゃないだろ、この気温。最高だね~、とガッツリ走ってアドレナリン大量放出? あんまりにも楽しくて、当初予定より1つ向こうまで行ってしまえ。加平から環七を戻るプランにニヤリと変更。小菅から、ちんまり刻んでいくより知ってる道を行こうじゃないか。
ちょうどよく合流できて、ちょろりとアリオを散策する。ユニクロで買い物をして、仕入れたお蕎麦屋さんへと散歩がてらブラリと歩く。
なかなかに立派な店構え♪って……
写真がないッ!! ビックリだわ。今の今まで写真がないこと、全くコレッポッチも何とも思わなかったわ。この日はしっかり写真を撮るつもりで、デジタルカメラ、きちんと持参。イッタイぜんたい何やってんだ、と不可思議なアリサマに首をひねりつつ、あー、もちろんお蕎麦もないよね(とほほ)
オトナなお蕎麦を楽しんだ後、またブラリと戻るアリオ亀有。イトーヨーカドーで飲み物買って、2時間の駐車料金をタダにしたなら、さあダッシュで退散だ。
ギリギリ2時間でOK。ワタクシ、久しぶりに葛飾柴又を訪れたいのですが、と切りだしてみる。ああ、いいね、行ってみようか。
日曜日の昼下がり江戸川河川敷 |
帝釈天の青い屋根 |
癒される空気 |
高木屋老舗 |
柴又のもみじ |
柴又河川敷駐車場にハニーを置いて、のんびり歩く堤防の上。矢切の渡しがチラリと見えて、ああ、あれがそうなんだねえ、とアタマに流れる細川たかし。
わんこの散歩にジョガーの軽快な足音、自転車がチリンチリンと走り去れば、河川敷では草野球と少年サッカー。絵に描いたような日曜日の昼下がり。なんてのんびりと、なんて美しい時間なんだろう。
でも。アタマの片隅でタダれた妄想を思い浮かべてしまうワタクシ。青い空と少し傾き始めた太陽の柔らかい日差しと冷たい風を感じて、さあ帝釈天。久しぶりだわ。青緑色の屋根を見上げ、『ああ、ここに御前様が…(ウットリ)』
一通り見て回って、門前の通りをぶらりと駅まで歩いて行く。映画『男はつらいよ』でおなじみの高木屋老舗に立ち寄って、名物の草だんごは“お約束”。やわらかくて、炊かれたあずきがほんのり甘くて美味しい(ってまた写真ないしッ)
再びのんびり散歩。山本亭を通り抜けて河川敷へ。ハニーへ戻り、足立のナップスに立ち寄ることにした。
切実に欲しいシートバッグ。1年も終わりに近づいているというのに、貧乏状態は全く変わらず、それどころかマズいことになってるんじゃないだろうな、と自分で自分に確認したい今日このごろ。小さいのと大きいのと、ひとつずつネ、なぞと寝言言ってる場合じゃねーんだ、の逼迫。来年3月に遠征する際(いやまだ休みを取ったわけでも、何が決まったわけでもないんだけどネ)、ひょっとしたらいつかはロングツーリングに出かけるかもしれないじゃん、と思えば、見つめる28リットル。『小さいのかもしれん』
だからって、その上はかなりデカい。大は小を兼ねる、って。小さいバッグに入らないものが、大きいバッグにスッポリ入るとしても。日帰りツーがほとんどだろうし、そのたびにデッカいバッグでご出陣て、どうよ?
“荷物多いんだからさー、別にいいじゃん、そのぐらい”―なんだろうけどね。たぶんね。
引き続き検討せよ、とのお財布大臣からの返答に、かしこまりました、とうなづくしかない師走の夕方。彼が革のジャケットを試着したりするのを眺めて、ブーツの棚を覗いて、ヘルメット・コーナーへ。
なぜか最近、フルフェイスにも興味を持つワタクシ。ビックリだわあ、自分でも。だってそれもグラフィックモデルときたら、驚かないワケがない。や、まあワタクシだけだけどね、ビックリするのはね。
今年の春あたり。ヘルメットを買わねばと、いろいろと試着してみたことを思いだす。
ジェットですら四苦八苦。ステッカーがベタリと貼られたシールドを下ろされただけでパニック。『い、息ができない~ッ』
かぶるときはメガネをかけて、脱ぐときはメガネを外し…ああ、いちいちメンドクセー。
フルフェイスの入り口を見て、どうやったらアタマがここに入っていくんだ?
ライダーモデルのドハデ柄。そうでなくてもリッパな色具合。ううむ、あのヘルメットをかぶるには、イッタイどんなカッコすりゃいいの?と、チラリ走らせ、通り過ぎる視線。手に入れた真っ赤なスコーピオン、だから結構気に入ってるんだってば。
それがいつからフルフェイス? それがどうしたグラフィック。や、実は真っ黒ジャケットに真っ赤なヘルメット。なんていうか、スゲー色具合だったりするのよ。写真見て自分でビックリ。『ハデすぎだろ、この赤は』
白ベースか、明るいシルヴァーか。モノトーンぽい、落ち着いたグラフィックモデルなら、実は何気に黒いジャケットにカッコいいはず、と、いつしか思っていたらしく。
手に取るAraiのAstro-Tr。“タトゥー”の名のつくヘルメットは、トンチキなスカートにも、そんなにおかしなことにはならなかった。鏡の前で、『ふむ。悪くない』
相変わらず。入り口でひと悩みも、いつまでもアタマのテッペンに乗っけたままじゃあ、しかたない。『ベルト持って、左右にグイッと引っ張って』。ヴァレがスポンと被るさまを思いだしつつ、手を借りて何とか被った。メガネをかけて、試着室の鏡を覗く。
自画自賛の前述も、またもや脱ぐのにひと苦労。メガネはアッサリ外れたものの、ど、どやって脱ぐの?と、再び手を借りる始末。いつになったらカッコよく、何でもできるようになるんだか…。まあ、マユゲは諦めとけよ、とコソリと覗く手鏡の中、削れた尻尾に舌打ちひとつ。
なんとも騒動なヘルメットの試着ぶり。だけど、どうだろ、この成長。以前はジェットで酸欠寸前。今やフルフェイスで『ふむ。悪くない』と、ニヤリと納得の笑みを浮かべるオトナ(?)なワタクシ。
うーむ、ここまでやはりダテではなかったな、と、よくわからない理由でもって、自分を評価する次第。慣れってスゲーよ、いや、マジで。
グルリと店内をひと巡り。グローヴコーナーで、オフホワイトにワインレッドが美しいJRPのグローヴにひと目ボレ。うぬ、なんて美人なんだッ、と、ソソクサと試着してみた。サイズがないのが不幸中の幸いか。あったら即買いのホレっぷりで、後ろ髪を引かれまくって、店を後にした。
久しぶりの日曜日のお出かけは、これまた久しぶりに結構楽しかった。行きたかった帝釈天も、ヘルメットの試着も。ハニーとのドライヴも、暖かなお天気も。“現実も悪かない”と、ふんわり思った一日だった。
ドップリ入るオタク道も、やりたいと思うことも、妄想し放題の癒される時間も、元を正せば“現実”なわけなんだからさ。なんとかまたこれで立ち直れたら、と思うよ。軌道修正を余儀なくされても、脱線しなけりゃ転覆することはないんだろ。
信じて前に進むのみ
『天才ですから』と笑った桜木花道のように―
ん、なにやらハードな最近、だったのかな・・・。元気玉分けたげようか?w
昔、学生時代に2年ほど東京の東側に住んでいたことがあって、荒川沿いや江戸川沿いにはいろいろ遊びに行ってました。自転車で。柴又周辺の懐かしいなー。江戸川の河川敷は広くて気持ちいいんだよね。
>『天才ですから』と笑った桜木花道のよう
若い頃は、そういうタイプでした。ただ、彼のように「秘めた才能」を持ち合わせていなかったため、口だけで凡人街道まっしぐらですが(^^;
by pitts (2006-12-12 22:20)
楽しめたみたいですね。
葛飾柴又かぁ、行ってみたいなぁ。
いいところみたいですね。
『天才ですから』って一度言ってみたい^^;
by (2006-12-13 10:46)
pittsさ~ん、こんにちは♪
そうよー、ハードだったのよーう。まあ人生いろいろよね。
“癒されたい”と心底思ったら、辿りついてしまう『スラムダンク』。花道は最高の癒し、流川くんにウットリよ。あー、ちなみにワタクシ、ガンダムとスラムダンクは“ヲタの粋(域だろ、そりゃ)”
ガンダムは年末、映画あるから観ちゃいそうだよ…。ここでドップリ行くと、1年観なくてすむ、というか観たくなくなる(ハマりすぎ)
pittsさん、下町暮らし経験者だったのー!? よいわねえ。
散策するのに楽しいところだよね。のんびり、ゆっくり歩いてね。この日は楓さん、連れていかなかったのだけど、次は連れて行きたいよ。河川敷歩いて、七福神巡りもいいね♪
また行きたいですわ~vv
花道、天才だけど緊張するし、奥手だしね(笑)
でもすごく優しくて、一生懸命で、見てて幸せになれるわ。
ああ、花道の母になりたい~(アブナイ発言が簡単にッ)
シンナツさん♪ こんにちはー
柴又、よかったですわ~。浅草、という案もあったのですけど、ワタクシの希望により帝釈天です。いつもフラリと行く感じで、拝観したことなくって(実は今回も)。高木屋さんで草だんごはしっかりいただいてきましたが…。
次は拝観したいです~。お庭もリッパなんですって。京都に比べたら全然少ないのですが、東京近辺の素敵エリア、出かけてみますわ。
天才桜木
愛すべき男。大好きですvv
by 柊なお (2006-12-13 16:53)
とっ散らかっていそうでも、笑いながら気持ちが進んでいくような文体、
お見事です。
ところで28リットルは『かも知れん』どころではなく小さいです。
大も小も兼ねません。両方揃えましょう(笑)
JRPのビューティ、こちらでも見かけましたよ。
私はそれのタン&ブラウンを秋に買いました。
ワインレッドもまだあったような…。
良かったら買っときましょうか?(笑)
by YASH (2006-12-14 00:06)
YASHさ~ん、こんにちは♪
とてもとても嬉しい、最高に幸せになれる言葉、ありがとうございますッ
文章を書く、ということが好きで、読んでくれた人が何かを感じてくれたら、と思いながら書いているので、気合が入ります!
まあ、そのぶんいつも長くなってしまいがちなのですが…(とほほ)。もっと簡潔に、ビシッとまとめられたらなあ、と思います(精進)
シートバッグ
今は、30リットルのがあるんですが、1泊ぐらいで結構いっぱいです。女子的な物の多さもあるんですけど、着替えとか入れたら、ほかグッヅはほとんど却下です…。
日帰りだと「ちょっと大きいかな?」と思いつつ、なんだかんだで荷物入るので、そのまま使っていて。ペットボトルホルダーが魅力的なのです。
でも…。キャリアに装着する紐が、フックになっていて、脱着に手間がかかることと、その紐がヨレヨレになってしまって、運転しているうちに片側に寄ってしまうので、シートバッグなのにネットをかける、という“なぜ?”な状況に陥り、買い替えを検討することになったのです~。
大きいのと小さいの。
やはり両方ですかー。両方あると絶対的に便利ですよねえ(しみじみ)
うーん…。がんばってまず大きいのを買おうかなあ。ヘルメットは1年後をメドにフルフェイスを買いたいのです!
グローヴは…ホントにホントにJRP、美人だったんですけど。どうやらワインレッドはメンズしかないらしく(号泣)。女子はオレンジなのですよーッ(オレンジ好きなのに、ワインレッドの美人度に負けてマス)
さすが素敵YASHさんだわッ<タン&ブラウンご購入
オシャレなYASHさんと同じ物を気に入ったのねえ♪と思ったら、とても嬉しかったですvv
by 柊なお (2006-12-15 14:15)
ヨレヨレになったゴムは・・・
ラフロ等で補修部品で手に入るので交換するべし。
たけっちは超大型のシートバック誰かに売っちゃったのかな?
by pon (2006-12-18 06:35)
呼んだ?(^O^)
昨日会った時もその話でたなぁ。ありますよ!特大サイズ!なんならサイドケースも破格で(爆)
特大シートバックと特大サイドケースなら地球の果てまで行けますよ!
まじばな、SbTC価格の7000円でいかが?今出先ですから、すぐにはどんなものか言えないが、たぶん私の6月の記事見れば分かります。
by たけっち (2006-12-18 18:45)
↑バックのみの価格ね。一度しか使ってないのだ。
by たけっち (2006-12-18 18:47)
ラスカルさん~、こんばんは♪
おおおー、交換可能なのですねッ そりゃあいいこと聞きましたよ!!
今度早速購入してまいりますー。あのバッグ、便利なんですもん♪
口が大きいから、もひとつ持ち歩き用のバッグがスポン、と入るし、ペットボトルホルダーは夏場は必需品ですわ。
ゴムがヨレヨレになっちゃって、どんどん寄ってしまうのです…。なので、どうしようかなあ、って思いつつ使っておりました。
たけっちさんのバッグ、かなりデカサイズのようですが、ふだんはコンパクトに納まるみたいなので、いいかもしれない♪と。
アプローチしてみま~す。
ということで、たけっちさん、いつもお世話になりまくり。
6月の記事、読ませていただいたー。1度しか使ってないのに、よいの? ハコがあるから平気なのかな?
75リットル最大状態だと、かなりすごいことになる気がするけど、2、3泊なら、それほどまでに頑張らなくてもいいだろうし。基本、オートバイに乗るときって同じ格好なんだから、インナーだけ気にしていればいいんだよねえ。
HIROさんにお譲りする、というのはよいの?
もしOKなら、ワタクシ本気で購入検討ですわ。
どうぞどうぞよろしくですーッ
by 柊なお (2006-12-18 23:36)