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motoGP 第14戦アメリカ [**Valentino ROSSI]

 前日は豪雨だったという土曜日は、綺麗な青空が広がり、強い陽射しがアスファルトを照らしている。今年からカレンダーに組み込まれたインディアナポリスは、motoGPの開催は初めてのことだ。独特の空気感がただよう。そこから続いていく何事も、やはり最初の一歩の意味は大きい。誰もが“最初の一番”になりたいと願う。

 そしてきっと。そういう気持ちを最も強く抱き、現実に変えることのできる稀有な存在が、Valentino ROSSIというライダーなのだと思う。


 完勝してみせたハリケーン襲来の中のレース。青空の下で行われた予選で見せた、初めてのコースを征服していくという喜びの背中。ラグナ・セカから続く3連勝も、予選は相当リラックスして走っていたはずだ。ギリギリのところまで自分もマシンも追い込んでいない。

 予選ではどのライダーもチームも、100分の1秒を削ぎ落とすために走る。極限状態のせめぎ合いは、タイヤもライダーもそうはもたない。予選の順位は、レースのためのものにすぎないとしても、私はそんなギリギリの走りが好きでたまらない。
 そんな中でValentino ROSSIだけは、ただひたすら美しく走る。楽しんで走る。青空を、太陽を、光るアスファルトを―。次々と現れるコーナーを、抜けた先にあるストレートを、楽しむ。

 とてもシンプルで、だからこそ強く感じられる。




 


 史上初開催となるサーキットで、ハリケーンが近づいていた。決勝当日の天気に多くは望めない。予選のグリッドがそのまま結果となる可能性は高い。多くを知るためにも、コースをうまく走る必要がある。様子を見ている余裕より、攻めることを当然のこととした。
 残り15分を切るあたり。多くのライダーは時計を出すために走りだす。予選用のタイヤを履き、2周をメドにアタックする。タイミングを計って出ても、クリアラップを取れないことがある。不運としか言いようがないが、Valentino ROSSIが渋滞にハマるところを見ることはほとんどない。

 そして、彼の後ろを走ることも―Valentino ROSSIは、許さない。





 ラグナ・セカで待望の初勝利を挙げて以来、最速のライヴァルであるCasey Stonerの背中をどんなふうに見ていただろう。もう見たくはない、と目を逸らしたくなった昨年とは違う。赤いモンスターが描くラインを、感嘆の思いで眺めることもあっただろうが、その裏には必ず捕まえられるという自信があったはずだ。

 ラグナ・セカからの彼の背中には、ゆったりとした王者のオーラが戻っていた。








 DUCATIが勝ち続け、ブリヂストンがその威力を発揮するもてぎで、遠ざかっていた年間チャンピオンの座に返り咲くことができるか。アドバンテージはDUCATIにあるだろう。だが、Valentino ROSSIにもブリヂストンは、その恩恵をもたらすことは間違いない。

 何が起こるかわからないのがレースだ。それでも今年―私は期待してやまない。
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motoGP 第6戦イタリア [**Valentino ROSSI]

 不安はなかった。
 あの予選の走りを見れば、それは誰の目にも明らかだったろう。
 彼はただひたすら、マシンを駆ることを楽しんでいた。そして誰より速かった。

 彼のマシンの後を、必死で追うマシンたちがいる。彼のラインを、ムジェロの走り方を盗み取ろうとするかのように。
 King of Mugello―その名にふさわしい彼の存在。どんなときでもムジェロで彼が負けることはない。




 イタリアという国と日本は、物理的な距離こそ離れてはいるものの、非常に共通点が多い。
 半島と島国という違いはあれど、周囲を海に囲まれ、魚介類を多く食べる。タコを食す文化は実は少なく、イタリアと日本はその数少ない文化を持つ国だ。

 ローマ皇帝が権勢を振るい、ヨーロッパの広くを治めたこともある。ルネサンス発祥の地は、今も歴史や伝統を感じさせる建造物も多く、名だたる芸術家を輩出した。今ではブーツ型の半島でしかないイタリアだが、ふとした瞬間のちょっとした部分に、その凄みを感じることもある。
 そんなイタリア、という国を、私はとても好きだ。

 サッカーだけは、オランダを一番に思っているけれど。







 Valentino ROSSIは、母国グランプリでは必ずスペシャルなヘルメットを用意する。昨年のヘルメットには大きな赤いハートが描かれていた。
 今年の“ムジェロ・スペシャル”は、彼本人の顔がそのまま描かれるという奇抜なデザイン。頭頂部に目を見開いて、口を開けたヴァレの顔…彼曰く「これは最終コーナーでブレーキングするときの僕の顔」だそうだ(そりゃまたすごい)。ヘルメットだけを見ても唖然とするしかないようなデザインなのに、それを被ってマシンを走らせるとなると―。
 誰もがポカン、と口を開け、呆然とするしかない光景が現れた。どんな気持ちでそのヘルメットを被り、サーキットを走っているのか。愛しい存在は、ムジェロを埋め尽くす黄色い波と世界中にHappyな光を振りまいた。



 「久しぶりすぎて、前にポールポジションを取ったときのことを忘れちゃいそうだよ……1年ぶりだね」
 通算50回目のポールポジションを獲得したプレス・カンファレンスで、ヴァレはそうコメントした。彼自身、ポールポジションというものにそれほどのこだわりがあるわけではないだろう。観ている私はいつもそう思っている。プラクティス含め、彼はレースのために走っている。最高のセッティングを見つけるための時間だ。レースが始まるまでのすべては。

 美しく走り、それを楽しむ―その結果にタイムがある。贅沢で傲慢な感覚なのかもしれない。けれどヴァレにはたぶんそれだけのことだと思う。



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motoGP 第5戦フランス [**Valentino ROSSI]

 ここ2年、フランスにいい印象がない。圧倒的だった2005年―続く2006年もValentino ROSSIは変わらず強く速いのだろう、と何のためらいもなく思っていた。疑うことなどカケラもなかった。
 けれど。思うように走ってくれないマシンは彼を裏切りつづけ、少し淡いイエローが、そのまま彼の輝きを弱めているのだとすら思った。

 2007年は、仕切り直しと臨んだはずだったのに。フタを開ければ真っ赤なモンスターが強烈な速さを見せつけていた。レース途中から降りだした雨にヴァレはただ我慢することしかできなかった。彼のすごさを感じれば感じるほど、同じだけ切なくなった。





 雨の上海は、途中から晴れ間をのぞかせた。乾いていく路面、ドライ・コンディションでのスタート。ほかを圧倒するレースぶり。すべてをコントロールしていたのはまぎれもなくValentino ROSSIだった。

 気まぐれなフランスの空、決勝当日もグズグズと定まらない雲行きだった。頼むから降ってくれるな、と祈るように思うのは、たぶん彼も同じ気持ち。上海がマグレであることは絶対になかったけれど、ここ2年のルマンを思い返せば、マシンとタイヤを100%信じる気持ちになることは難しかった。それは私だけの思いでも。



 スタートで飛び出す赤いマシン。昨年の年間王者は、開幕戦こそ手に入れたものの、その後はなかなか思うような成績を残せていない。Dani PEDROSAや、YAMAHAの快進撃は強敵ミシュランの巻き返しの鮮やかさを物語るものだ。4戦ともに違うライダーがポディウムの頂上に立ち、今季の難しさを表している。

 相変わらず慎重なスタートぶりのヴァレ。一瞬、カラフルなマシンの波に包まれてしまいそうになるも、一転、今度はその波にうまく乗ってみせる。いとも簡単に、彼だけに見えるラインをなぞる。
 1つずつ順位を上げ、今季最も速いライダーのひとりであるレプソルカラーをパスすれば、あとは赤いマシンを残すのみ。昨年苦渋を舐めさせられたのがウソのようにその差を詰め、スタートから8周目にはトップに立った。


 彼が赤いマシンを追いかけている間、彼に追いすがるマシンは続かない。


 先頭に立っても、彼のペースは落ちていかない。誰よりも速く、綺麗に走るヴァレの背中を、今度こそウットリとただただ見つめていればよかった。もう大丈夫、と思っていればよかった。

 コースサイドで、白い旗が振られるまでは。




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motoGP 第4戦中国 [**Valentino ROSSI]

 開幕して1カ月以上経つ。早くも4戦目だ。ブリヂストンにタイヤを履き替えたヴァレンティーノは、ここまで5位、2位、3位。Valentino ROSSIというライダーでなければ特に悪い成績ではない。むしろ良い方だろう。しっかりとポイントを獲得し、結果的にはチャンピオンシップ・ポイントで3位につけているのだから。

 けれど、それはValentino ROSSIというライダーの成績としては全くもって論外だ。私のようにただひたすらヴァレンティーノを愛している人間にとどまらず、多くのレースファンにとって物足りないものに違いない。

 結果が結果だけに。内容も振るわない。私自身は勝てない理由が彼にあると思っていない。まともならまず勝ち負けだ。多少マシンが劣っていたとしても、他車との最高速が10キロ近くに及ぶとしても、それでも彼なら何とかできてしまう、と思っている。
 事実、昨年の彼はそれを見せてくれていた。年間を通して追いつくことはできなかったけれど。ムジェロで、アッセンで見せてくれた彼の力の凄まじさを、私は一生忘れないだろう。




 だから3戦目、エストリルで先に仕掛けて失速した彼を観ているのは本当につらかった。彼が走っているのに途中で放棄したのはこのエストリルが初めてだ。そして、それを最後にしたい。
 ヴァレンティーノは決して諦めない。どんなことがあっても。接触されて転倒しても、怒りに拳を振り上げても。彼の意識は常にマシンと走ることにあり、マシンが走れる状態にあれば、彼は走ることをやめない。1つでも前へ、彼は何かを求めて走り、その何かを彼は必ず手に入れて戻ってくる。


 3戦は布石―

 そう思わせる上海でのレースぶり。完勝、という言葉しか浮かばない。




 彼が先頭を走っているのに、不安を抑えきれない。序盤の丁寧な走り、先頭に立ってからのダニエル・ペドロサとのカケヒキの妙、息を入れながらそれとは気づかせないようレースメイクしていく。逃がすと速いダニエル・ペドロサのアタマを抑える。ヴァレのマシンに何かがなければ、何かミスをしなければ、彼がヴァレンティーノを腕だけでパスすることは絶対にない―

 わかっていても、不安でしかたなかった。ヴァレは完璧な走りを見せてくれて、今まで観たどんなレースよりも美しく、丁寧に走っていた。だから、彼がそこでミスをする確率は限りなく低く、彼がブリヂストンで初勝利を上げるのを、ただもうワクワクと楽しみに待っているだけでよかったのに。

 研ぎ澄まされた彼の走りに翳りは微塵もなく、あの背中を愛しているのだと、うっとりと見つめていればよかったのだ。いつもと同じように。




 初めて履いたブリヂストンに馴染むまでの時間…彼が我慢して我慢して手に入れたもの―




 上海での勝利を彼は抱きしめていた。ラスト5周はまさに圧巻のひと言。後ろにつけるダニエル・ペドロサの仕掛けどころを完璧に封じた。彼とてやはり終盤…ラスト3周あたりが勝負、と考えていただろう。だが、抜け出して突き放す―彼が脳裏に描いていただろう勝負絵図は、最初の点を落とすことすらできずに終わった。

 これまでの得意パターンとは違っていたけれど、彼は自身のマシンとタイヤをコントロールし、その力を最も発揮できる時間をしっかりと計算して走りきった。勝つために絶対不可欠な要素だとしても、実際にできるかどうかはライダーの腕次第だ。そしてValentino ROSSIというライダーは、それをほぼ現実に変えることのできる稀有な存在だ。そのことを改めて見せつけられる。嬉しいぐらい完璧に、最高のレースを彼は久しぶりに見せてくれた。






 彼に惹かれ、彼のレースに恋焦がれた。いつでも彼は簡単に勝利を手にしているように思えた。負ける気がしない時期も長くあった。あまりにも速く、強すぎる彼に、他のライダーが霞んで見えた。頼むからもう少しレースを面白くしてほしい、と贅沢すぎる願望を抱いたこともある。
 けれど、2年連続して年間チャンピオンの座を他のライダーに譲った。そして7戦もポディウムの一番高いところから遠ざかっていた。勝利に飢え、彼の本当の笑顔に飢えていた。


 土曜日の夜―
 予選を終え、フロントローを獲得したライダーの記者会見の席で、彼の顔を久しぶりにゆっくりと見た。頬が落ちた気がした。短くした髪が精悍さというより、やつれた印象に見せていた。もっとやわらかく笑うひとなのに、と勝手な思いを抱いた。私は彼の赤ちゃんのような笑顔を愛しているからだ。




 トップでチェッカーを受け、勝利を抱きしめてウイニングランに出る。コース脇にマシンを止め、ヘルメットとグローヴを取ってマシンにキスをした。噛みしめるように勝利の余韻をじっくりと味わう。いつもの勝利とは全く違う、彼のそのホッとしたような笑顔とにじみ出る安堵感に胸が熱くなる。
 やわらかいオーラが彼を包んで、それを気持ち良さそうに受け止めているように思えた。

 長いシーズンはまだまだ続く。上海での勝利は1勝に過ぎない。現に彼のチャンピオンシップ・ポイントは3位のままだ。けれど、この上海での勝利は、これまでの1勝とは全く違う意味を持っている。昨年とは雲泥の差のミシュランの良さ、若い力の台頭…それらすべてを捻じ伏せる力を再び得たValentino ROSSI―

 ヨーロッパ・ラウンドで、彼はまた美しい走りを見せてくれるだろう。愛してやまない背中を、私はただうっとりと見ていればいい。そして、弾けるような笑顔と、赤ちゃんみたいな笑顔を楽しみにしていればいい。







 我慢してきたのは、ヴァレだけじゃないのだから。
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Ho visto Vale [**Valentino ROSSI]

 ある日突然、“スピッツのすすめ”から“love Valentino #46”にblogタイトルを変えてしまったのだけど。それに伴い、いろいろご不便おかけすることになった方もいらっしゃったかなあ、と。
 URLは変わらないので、お知らせを省略してしまいました。大変失礼をいたしました。

 理由としては、ぺんぺんのヴァレンチーノがやってきて、アクセス解析を見られるようになったことです。よくいらしてくださる方多数ながら、サーチエンジンからフラリと立ち寄られる方も、実は結構いらっしゃいます。

 “検索ワード”という項目があって、どのような言葉で、どのページがヒットした、という一覧が見られます。ワタクシのblog、タイトルに“スピッツ”なので。相当ヒットしてしまうのです、望まなくても。



 サーチエンジンで検索する、というのは、それについて何らかの情報を知りたい、ということ。それなのにヒットしたサイトに行ってみたら、どこにその知りたい情報があるのやら状態だったら、イラッとします。
 ワタクシ自身そう思うので、これはいかん、と。タイトル通り、ちゃんとしていれば問題ないのですが、気がつけばヴァレンティーノ色が濃くなってしまい。それならもういっそ、ヴァレを愛するすすめにしちゃえ、と思うにいたりました。

 ヴァレについてなら、まあ多少は置いてあるかなあ、なんて。サイトそのものも少ないし。motoGP情報をはじめ、ヴァレこぼれ話なぞ、いろいろ。お知らせできるとよいかもvvと。



 そんなワタクシが、手に入れないわけにはいきませんことよ。

Ho visto Vale
Valentino Rossi写真集

国内唯一の取扱店
>> リンドバーグ

 motoGPオフィシャルサイトは、無責任にも“発売される”で終わっていて。どこでどう買えるのーう!?と思えば、どうやら日本での発売は全くないらしく。そんなときmixiで知った国内唯一の輸入元。早速サイトで確認すると、驚愕のお値段! うそッ、こんなに高いの!?と、一時完全撤退のアリサマ。
 しかたないから、Yahoo! UKにでも行ってだな、と矛先を変えてみたけれど、やっぱりどうにも見つからない。さらに足を伸ばしてYahoo! Italyにも行ってみる。インターネットが魔法の箱なのは、本当にこういうところ。ボタンひとつで世界に飛べる。

 やっと見つけたブックストアで、さっさとレジに進むワタクシ。海外通販も大丈夫らしく、面倒な情報入力も気合でこなして、ハイ、お会計! で、またビックリ。「送料が本代と同じじゃんッ!!」

 ユーロ決済で、日本円にして諭吉さま。うぬぅ、同じじゃないのよッ、とまたしても最後のボタンを押すに至らず。
 船便でいいのにさー、と勝手な希望をブツブツと思ったところで、どうにもならない個人輸入。イタリア~ンだし、大らかだし、船便なんて言った日には、いつになったらこの手にできるやら、が実情でしょ。




 撤退を撤回。無事に手に入れて、ほわほわ気分。
 内容は“写真集”。テキストは最初の方に数ページがあるだけ。イタリア語と英語で、小さなお話が載ってます。英語ならたぶん抵抗なければ読めるんじゃないかな。会話が多いから、そんな難しい表現もないし。なんていうか…面白いかも。

 ヴァレンティーノって、本当はすごく物静かで綺麗なひとなんだろうな、と感じられる写真が多いです。お値段顧みず、ガツーンと買える女子ファンなら、見て損ナシと言えますわ。“motoGPライダー ヴァレンティーノ・ロッシ”を好きな、特に男子は、まあ今回は見なくてもいいでしょう(笑)



 そして、ついでに。これも買っちゃいました(照)

MotoGPパフォーマンス・ライディング・テクニック

MotoGPパフォーマンス・ライディング・テクニック

  • 作者: アンディ イボット
  • 出版社/メーカー: ウィック・ビジュアル・ビューロウ
  • 発売日: 2007/09/22
  • メディア: 大型本

 洋書版はハードカバーなのですよーう。日本語はソフトカバーなのがちょっと残念。それだけのために、洋書で買おうか、と思ったのだけど…。
 こちらはかなりテキスト多いし、しっかり読みたい内容なので日本語を。

 面白いです。読み途中ですが、興味津々でページが進みます。

 サーキットを走りたいひと、レースに出ているひと向きではあるけれど、ワタクシ自身は観戦用に買いました。見どころが絶対に変わると思うし、より面白く観られるようになると思って。
 一生懸命レポ書いたりしても、自分がそういうふうに走ったことがない以上、踏み込めない領域、全く想像もつかない場所というのがあるはずだから。

 少しでも何か感じられたらいいなって。

 ライダーのコメントも数多く載っていて、それだけでもすごく楽しい。日本語がまた平易な文章でわかりやすく、連続写真も入ったりして具体的に掲載されているから、技術的なことに明るくなくても、なるほどー、と思わされます。


***





 本はいいです。インターネットは魔法の箱だけど…。
 手元に置きたいのは本なのだもの。

 数が増えると置き場がなくて困ったりするし、ホコリかぶったりしたら掃除しなくちゃならないし、変なところにしまいこんだりしたら、急に読みたくなったときに探すのが大変だし。
 デジタルなら、バックナンバーの管理も簡単、置き場所にも困らない。ホコリかぶって白くなることもないし、汚れたり破れたりもしない。

 だけどねえ……

 本、って違うんだよね


 抱きしめて眠れるしね(笑)











 たまにはゆっくり
 ヴァレの笑顔でもvv


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フィリップ・アイランドのサソリ [**Valentino ROSSI]

 クラシカルでシンプルなカラーリングの中に、いくつものサソリ。同じデザインのレーシングスーツは、アッセンのときより白が多くて、ヴァレが着ると、ちょっとかわいすぎる感じ。クルクルの髪が綺麗にまとまってる写真なんて、“どこのお坊ちゃま!?”

 フィリップ・アイランドは、青が本当に美しいサーキット。
 日曜日の空は明るい太陽と、澄んだ青い空であってくれたら―。


 さんざん悩んで、それでも仕事にしてしまった。
 G+で、生中継なのに。

 きっとヴァレが勝つのに

 ――信じてるから大丈夫

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motoGP 第15戦:日本 [**Valentino ROSSI]

 過去2度のmotoGPクラス観戦は、スタートの轟音を近いところで聞きたいと、スーパースピードウェイで観ることにしていた。マシンがS字を通るときには土手に上がり、ダウンヒルを一直線に降りていく背中を目を眇めて観て、グランドスタンド前を通過するのを、スーパースピードウェイから再び観る。

 90度コーナーをじっくり観られるZ席を取っているので、しばらくしてからそちらに移動していたのだけれど、2005年にはその途中でヴァレはマルコメと転倒、グラベルに倒れたマシンとふたりを観て、言葉がなかった。
 2006年は無事にZ席へ戻り、ロリスの独走を観ることになる。今年もそうしようかと思っていたものの、250ccクラス終わりに、ダウンヒルストレート途中の土手の上にいると、サーキットのいろいろが見渡せることを知り、どこへも行かず、レースすべてをずっと観ようという気になった。



 スタートの轟音を少し遠くに聞き、色とりどりのマシンが帯のように流れるのを見つめる。S字、V字、ヘアピン、ダウンヒルストレート。トップで目の前を駆け下りていったのは、赤とオレンジの鮮やかな26番だった。

 2番手スタートのヴァレは、相変わらず慎重なスタートぶり。積極的に前に出る各マシンに間に入られ、まるでわざとそうしたかのように前にマシンを置くことになる。深紅のマシンは綺麗なスタートから、慌てず騒がず、好位につけた。

 場内放送は、そこかしこのスピーカーから流れているけれど、エキゾーストノートにかき消され、ほとんど聞こえない。目の前を追えば状況はわかるけれど、ライムグリーンの彼がフライングしたことや、彼にペナルティが与えられていることなどはわからない。
 『ダニエルさん、がんばって』と祈るように思う気持ちは、まるで通じず、あっという間に赤いモンスターがトップに踊り出る。続くネイビーのマシンはマルコメのものだ。彼もそろそろひとつぐらい勝っても罪はない。ズルズルと下がるレプソルを尻目に、ブリヂストン2台は走っている。
 ヴァレは、まだなおケイシーに遠く、路面状況の悪さを考えれば、苦しい展開を強いられ、観ている私にはきっと、ため息しか出ないレースになるんだろうと肩が落ちた。

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