mixbeat 第3回ワークショップ『伝える力』 前編 [mixbeat]
mixbeatという私塾に参加している。
同期10人。2人ずつお当番として毎月1回、ワークショップを開催する。
5日の日曜日、第3回ワークショップに参加してきた。
* mixbeat活動報告ブログ http://mixbeat.jp/
* 塾長はsmashmediaの河野さんです >> smashmedia
今回のテーマは、『伝える力』。
“伝える”という行為は、とても身近で、あまり意識することなく行っていることが多くて、そして当たり前のように、“私の言ってることなんだから、わかるよね”と、ものすごく勝手に思い込んでいたりする。
それが高じて、“言わなくてもわかってよ”と、まあずうずうしいにもほどがありますよwというところにまで突き抜けてしまうことも多々ある。それで痛い目遭ったり、失敗することもあって、いかんなー、と反省することもまた多々ある。なかなか直らない。
ていうかそれって、そもそも“伝えてない”よね。
“伝えてない”んじゃ、わかりようがない。でも、“伝えている”つもりで、伝わってないことは?
お当番のふたりは、自分の伝えた内容が意図したとおりに伝わっていない、という経験から、今回の大いなるテーマ『伝える力』を決定。さらに、さまざまな手段、方法がある“伝える”という行為のうち、メールでのコミュニケーションに絞って、ワークショップを設計、開催となった。
メール
PC、インターネット環境の普及により、メールは仕事でもプライベートでも大活躍。携帯電話という、“ほとんど身につけてます”ツールでのやりとりも入れると、「メールのない人生なんて!」というひともたくさんいるんだろう。
【ワークショップ・メニュー】
・事前課題の“伝える力”判定
ワークショップ前に掲出されたお題に対してメール作成、送信。
河野塾長、スタッフであるウラさん、藤田さんより、次の3点に対して○×判定。
1.情報/5W1Hが正確に伝わる(塾長)
2.依頼・意図が伝わる(藤田さん)
3.感情が伝わる、心動かされる(ウラさん←お題はウラさんへの、とある依頼メールだったため)
・“伝える力”判定、もう一度チャレンジ
前記、判定を参考に新お題に対してメール作成、送信。今度は時間制限付き(15分/延長5分)
同じく3点○×判定
1.情報/5W1Hが正確に伝わる(藤田さん)
2.依頼・意図が伝わる(ウラさん)
3.感情が伝わる、心動かされる(塾長←今度は塾長への依頼メールがお題)
※依頼内容はお題ごとに異なる
・ランチタイム
ここまで書かんでもいいがな、と思われるだろうが、ワークショップお当番は、その日一日を作らなければならない。
会場の選定や設備準備などハードはもちろん、お昼を挟むのならお弁当の手配や食事場所の確保も。
また、当日案内や事前課題の有無や内容など、告知も欠かせない。
その日の始まりから終わりまで、すべてスムーズであることへの準備、調整、取り組みをお当番は1~1.5カ月かけて行う。
・塾生のメール量を知る
事前アンケートとして回答―8月18、19、20日の3日間、仕事メールの受信・返信・新規作成の通数
・短時間でのメール作成にチャレンジ
仕事メールの平均送信通数、約15通(前述のアンケート結果から)。1通あたり15分と考えても、約4時間かかることになる。それを踏まえて今回5分間でメール作成、送信。
同じく3点○×判定
1.情報/5W1Hが正確に伝わる(ウラさん)
2.依頼・意図が伝わる(塾長)
3.感情が伝わる、心動かされる(藤田さん←今度は藤田さんへの依頼メールがお題)
※依頼内容はお題ごとに異なる
・グループワーク 『伝え上手のメールTIPS』
3つのグループに分かれ、それぞれ自分の心がけている、実践しているメールにおける小技(大技でも可)を紹介。
25分のワーク後、グループごとに発表。まとめ。
・お当番による、ワークショップ設計、開催準備での気づいた点発表
主に、ウッディの失敗談。お当番、担当スタッフの大塚さんの間でなされたやりとりから学んだことなども発表。
・塾長のTIPS
mixbeatの河野塾長に聞く、メールで心がけていること。失敗した経験など。
・3期生参加者のコメント
・まとめ
ここまでランチを挟んで6時間ほど。
濃い時間を過ごしてきた。
こういう活動や経験は、学校を卒業するとほとんどできないだろう。
社会人向けのセミナーやワークショップは多くあるが、自分たちで設計、開催するワークショップはそうはない。
貴重な時間だな、と改めて感じた。
だいぶ最初の方で書いたが、今、仕事をしているひとでメールを使わない、というひとは相当少ないと思う。
社外のひと、お客さんに宛てて書くことが少ないひとでも、社内ではメールで連絡を取る、というひともいるだろう。
社内だろうが、社外だろうが、友だちや家族のような気安いひとに宛てるメールではないのなら、それなりアタマを使うはずだ。
この書き方で大丈夫か?
これで誤解されないか?
ちゃんとわかってもらえるだろうか?
言いたいことは、伝わるか?
*
*
*
その気持ちの意味するところ。
「いい返事をもらえるだろうか」
メールは、対話(電話含む)のように、すぐに何かしらの返答・反応を得ることができないツールだ。
そのぶん、相手の時間や場所を問わずに、“伝えよう”という行為はできる。
だが、伝わっているのか、をすぐに知ることはできない。
相手の返事を待つしかない。
やっときた!と思ったメールに、思っていた回答がなかったら。
そんなつもりじゃなかったのに、と思わずうなだれてしまう文面を読むことになったなら。
身近で便利なメールが、苦手で不便なものになるだろう。
そんなことにはなりたくない。
顔を合わせるコミュニケーションのうち、“言葉”だけが伝えるもの、はたった7%だという。
視線の動きや動作(身体言語)が半分以上を占め、さらに声のトーンや口調が38%でそれに続く。
確かに、“言葉”で偽ることはさほど難しくはないが、動作や口調に隠そうとするそぶりや、ぎこちなさがまじれば、相手はそこに何かを感じることになる。
全然関係ないけど、今ワタクシの一押し海外ドラマw
メールは、そのたった7%でしかない“言葉”を100%使うものだ。
どうしたら伝わるのか。対面コミュニケーションで大活躍する、ボディランゲージも声も使えずに。
同じ「好き」でも、目を見て言う「好き」と、電話で1トーン上がる「好き」と、文字だけの「好き」は違うだろう。
今、文字しか言葉しか、使えないとしたら。
それでも自分の気持ちを何とか伝えたいのなら。
あなたなら、どう伝える?
ということで、私ならこう伝える、は後編でw
同期10人。2人ずつお当番として毎月1回、ワークショップを開催する。
5日の日曜日、第3回ワークショップに参加してきた。
* mixbeat活動報告ブログ http://mixbeat.jp/
* 塾長はsmashmediaの河野さんです >> smashmedia
今回のテーマは、『伝える力』。
“伝える”という行為は、とても身近で、あまり意識することなく行っていることが多くて、そして当たり前のように、“私の言ってることなんだから、わかるよね”と、ものすごく勝手に思い込んでいたりする。
それが高じて、“言わなくてもわかってよ”と、まあずうずうしいにもほどがありますよwというところにまで突き抜けてしまうことも多々ある。それで痛い目遭ったり、失敗することもあって、いかんなー、と反省することもまた多々ある。なかなか直らない。
ていうかそれって、そもそも“伝えてない”よね。
“伝えてない”んじゃ、わかりようがない。でも、“伝えている”つもりで、伝わってないことは?
お当番のふたりは、自分の伝えた内容が意図したとおりに伝わっていない、という経験から、今回の大いなるテーマ『伝える力』を決定。さらに、さまざまな手段、方法がある“伝える”という行為のうち、メールでのコミュニケーションに絞って、ワークショップを設計、開催となった。
メール
PC、インターネット環境の普及により、メールは仕事でもプライベートでも大活躍。携帯電話という、“ほとんど身につけてます”ツールでのやりとりも入れると、「メールのない人生なんて!」というひともたくさんいるんだろう。
【ワークショップ・メニュー】
・事前課題の“伝える力”判定
ワークショップ前に掲出されたお題に対してメール作成、送信。
河野塾長、スタッフであるウラさん、藤田さんより、次の3点に対して○×判定。
1.情報/5W1Hが正確に伝わる(塾長)
2.依頼・意図が伝わる(藤田さん)
3.感情が伝わる、心動かされる(ウラさん←お題はウラさんへの、とある依頼メールだったため)
・“伝える力”判定、もう一度チャレンジ
前記、判定を参考に新お題に対してメール作成、送信。今度は時間制限付き(15分/延長5分)
同じく3点○×判定
1.情報/5W1Hが正確に伝わる(藤田さん)
2.依頼・意図が伝わる(ウラさん)
3.感情が伝わる、心動かされる(塾長←今度は塾長への依頼メールがお題)
※依頼内容はお題ごとに異なる
・ランチタイム
ここまで書かんでもいいがな、と思われるだろうが、ワークショップお当番は、その日一日を作らなければならない。
会場の選定や設備準備などハードはもちろん、お昼を挟むのならお弁当の手配や食事場所の確保も。
また、当日案内や事前課題の有無や内容など、告知も欠かせない。
その日の始まりから終わりまで、すべてスムーズであることへの準備、調整、取り組みをお当番は1~1.5カ月かけて行う。
・塾生のメール量を知る
事前アンケートとして回答―8月18、19、20日の3日間、仕事メールの受信・返信・新規作成の通数
・短時間でのメール作成にチャレンジ
仕事メールの平均送信通数、約15通(前述のアンケート結果から)。1通あたり15分と考えても、約4時間かかることになる。それを踏まえて今回5分間でメール作成、送信。
同じく3点○×判定
1.情報/5W1Hが正確に伝わる(ウラさん)
2.依頼・意図が伝わる(塾長)
3.感情が伝わる、心動かされる(藤田さん←今度は藤田さんへの依頼メールがお題)
※依頼内容はお題ごとに異なる
・グループワーク 『伝え上手のメールTIPS』
3つのグループに分かれ、それぞれ自分の心がけている、実践しているメールにおける小技(大技でも可)を紹介。
25分のワーク後、グループごとに発表。まとめ。
・お当番による、ワークショップ設計、開催準備での気づいた点発表
主に、ウッディの失敗談。お当番、担当スタッフの大塚さんの間でなされたやりとりから学んだことなども発表。
・塾長のTIPS
mixbeatの河野塾長に聞く、メールで心がけていること。失敗した経験など。
・3期生参加者のコメント
・まとめ
ここまでランチを挟んで6時間ほど。
濃い時間を過ごしてきた。
こういう活動や経験は、学校を卒業するとほとんどできないだろう。
社会人向けのセミナーやワークショップは多くあるが、自分たちで設計、開催するワークショップはそうはない。
貴重な時間だな、と改めて感じた。
だいぶ最初の方で書いたが、今、仕事をしているひとでメールを使わない、というひとは相当少ないと思う。
社外のひと、お客さんに宛てて書くことが少ないひとでも、社内ではメールで連絡を取る、というひともいるだろう。
社内だろうが、社外だろうが、友だちや家族のような気安いひとに宛てるメールではないのなら、それなりアタマを使うはずだ。
この書き方で大丈夫か?
これで誤解されないか?
ちゃんとわかってもらえるだろうか?
言いたいことは、伝わるか?
*
*
*
その気持ちの意味するところ。
「いい返事をもらえるだろうか」
メールは、対話(電話含む)のように、すぐに何かしらの返答・反応を得ることができないツールだ。
そのぶん、相手の時間や場所を問わずに、“伝えよう”という行為はできる。
だが、伝わっているのか、をすぐに知ることはできない。
相手の返事を待つしかない。
やっときた!と思ったメールに、思っていた回答がなかったら。
そんなつもりじゃなかったのに、と思わずうなだれてしまう文面を読むことになったなら。
身近で便利なメールが、苦手で不便なものになるだろう。
そんなことにはなりたくない。
顔を合わせるコミュニケーションのうち、“言葉”だけが伝えるもの、はたった7%だという。
視線の動きや動作(身体言語)が半分以上を占め、さらに声のトーンや口調が38%でそれに続く。
確かに、“言葉”で偽ることはさほど難しくはないが、動作や口調に隠そうとするそぶりや、ぎこちなさがまじれば、相手はそこに何かを感じることになる。
全然関係ないけど、今ワタクシの一押し海外ドラマw
メールは、そのたった7%でしかない“言葉”を100%使うものだ。
どうしたら伝わるのか。対面コミュニケーションで大活躍する、ボディランゲージも声も使えずに。
同じ「好き」でも、目を見て言う「好き」と、電話で1トーン上がる「好き」と、文字だけの「好き」は違うだろう。
今、文字しか言葉しか、使えないとしたら。
それでも自分の気持ちを何とか伝えたいのなら。
あなたなら、どう伝える?
ということで、私ならこう伝える、は後編でw
2010-09-09 22:16
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